こんな方におすすめ ○言葉が思いつかず、話すことが苦手だと感じている ○言葉がまとまらず、「結局何が言いたいの?」と言われてしまう
5日間で言葉が「思いつかない」「まとまらない」「伝わらない」がなくなる本(大和出版)
文章を書くことを生業にした原点…それは「言葉が伝わらないつらさ」をずっと味わってきたからかもしれません。人前に出ると「今ここで何を話したらいいかわからない」と言う思いがぐるぐると渦巻いてしまって、なんとか口にした言葉も、具体性や説得力に欠けているのか、まともに聞いてもらえない…。「言葉が出てこないこと」は大人になった今でもコンプレックスとして残っています。だからこそ、せめて言葉を書けるようになろう、伝えられるようになろうと本を読んでいく中で出会ったのがこちらの本です!
こちらの本では、「言葉にできないコンプレックス」に悩む主人公が、広告会社に勤める言葉のプロとのメールのやり取りで悩み相談をする、と言う形式で、「思いを言葉にする力のつけ方」を教えてくれる本です。この本で紹介されているメソッドは、頭の整理に直結する「言語化」を助けてくれ、自分の思いを人に伝えることを助けてくれる、小手先のテクニックではなくて継続的に力をつけて行くやり方を教えてくれます。ここではそのうちの一つだけご紹介したいと思います。
それでは今日のイラストを見てください。

例えば・・・「おうちランチをモスバーガーにするという考え方」をしてみる というのは、本の中では「○○という考え方」で仮説を立ててみようと紹介されているメソッドをわたしが実践してみたものです。このメソッドは「君の発言は、オリジナリティがない」と言われてしまった主人公のために紹介されたもので新しい提案をするようなときに役にたつ考え方です。
今回の例でわたしがやろうとしたのは、マンネリ化していたおうちランチに、「○○という考え方」を取り入れることで新しいアイデアを言葉に、形にできるようにしよう!という試みでした。「モスバーガーにするという考え方」で生まれたのはこんなアイデアです。
【仮説】おうちランチをモスバーガーにするという考え方で、いつもの料理をベースに新しいメニューを作ることができる
(ベース)いつものサンドイッチ:マヨネーズ・レタス・サラダチキンをはさんだもの
アイデア1 →サルサソース風のトマトソースが必要!(レトルトのミートソースと豆板醤で作ろう)
アイデア2 →具がこぼれるくらいたっぷりがモスっぽい!(レタスとサラダチキン、トマトを豪快に)
アイデア3 →モスバーガーみたいに紙で包む!(クッキングペーパーをカットすればOK)
というわけで、「おうちごはんをモスバーガーにするという考え方」はわが家に新しいメニューをもたらしてくれました。家族にも好評で脱マンネリです。ほんの少し言葉で目線を変えただけなのですが、このほんの少しが、とても効き目があるのです。
これまでとは違った場所、人、やり方などをくっつけてどんどん新しい仮説を立てていく
5日間で言葉が「思いつかない」「まとまらない」「伝わらない」がなくなる本(大和出版)
この新しい仮説を立てることで、「君の発言は、オリジナリティがない」なんて言われることのない、オリジナリティを産み出せるようになっていきます。本当かなあ、と思う人もいるかもしれません。そう思う人にこそ、一度試してほしい方法です。
ここで紹介した以外に、思いを言葉にする訓練方法が24個のっています。言葉が思いつかず、話すことが苦手だと感じている人。言葉がまとまらず、「結局何が言いたいの?」と言われてしまう人にオススメの本です。よかったら読んでみてくださいね。